人気パティスリーのシュトーレン2024
クリスマスに彩りを添える伝統の味、シュトーレンとは?
クリスマスシーズンが近づくと、街中のパティスリーやベーカリーに並ぶ「シュトーレン」。ドイツ生まれのこの焼き菓子は、独特の香りと風味で多くの人を虜にしています。今回は、この時期にぴったりのシュトーレンについて、その魅力や楽しみ方と、人気パティスリーの2024年シュトーレンをご紹介します。
シュトーレンとは?
シュトーレンは、ドイツ発祥のクリスマスの伝統菓子で、生地にたっぷりのドライフルーツやナッツ、スパイスを練り込んで焼き上げたものです。その後、表面を粉砂糖で覆うのが特徴。砂糖のコーティングには味を深め、しっとり感を保つ役割もあります。「Stollen」とはドイツ語で「坑道」や「隧道」を意味し、白く粉をまとったその姿がキリスト生誕の際に使われた「布で包まれた赤子」を象徴しているとも言われています。
シュトーレンの歴史
シュトーレンの歴史は14世紀のドイツにまで遡ります。当初は、厳格なキリスト教の教えに基づき、バターやミルクが使用されないシンプルなパンだったとされています。
しかし、15世紀になると「バターの手紙」という免許状が発行され、バターの使用が許可されました。これによりシュトーレンはよりリッチで風味豊かなものへと変化し、現代の味へと近づいていきました。
シュトーレンの味と香りの秘密
シュトーレンの美味しさの秘密は、なんといってもたっぷり使われるドライフルーツやスパイス。レーズンやオレンジピール、クランベリーなどが生地の中で熟成され、噛むごとにフルーティーな甘さが広がります。さらにシナモンやナツメグ、カルダモンといったスパイスが、温かみのある香りをプラス。これらが相まって、シュトーレンならではの奥深い味わいが生まれるのです。
シュトーレンの楽しみ方
シュトーレンの楽しみ方は、少しずつ薄くスライスして毎日味わうこと。クリスマスまでのアドベント期間中に少しずつ切り分けて楽しむのが本来のスタイルで、味が時間とともに少しずつ熟成し、より一層深い味わいになります。シュトーレンは日が経つほどしっとりとしていくため、初日に比べて味わいが増し、どの時点で食べても違う表情を楽しむことができるのも魅力のひとつです。
基本的には日保ちのするシュトーレンですが、近年では、和三盆を利用するなど、日保ちはしませんが新たな味わいを楽しめるシュトーレンも見かけます。そのため、シュトーレンといっても賞味期限は商品ごとにチェックすることをお勧めします。
シュトーレンでクリスマスをもっと特別に
ヨーロッパで愛されるシュトーレンは、今や日本でもクリスマスを彩る定番スイーツになっています。風味豊かで贅沢な味わいは、まるでクリスマスの特別な時間そのもの。
ぜひ、今年のクリスマスシーズンは、お気に入りのシュトーレンを見つけてその深い味わいを楽しんでください。
今年も多くのパティスリーからシュトーレンのお取り寄せができます!シュトーレンで心温まるクリスマスをお過ごしください!